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クエン酸で疲労回復はウソ?ホント?

   

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昔から酸っぱいものは疲労回復に良いとされています。
私も苦手な梅干しを「疲れがとれるから!」って無理やり食べさせられたものです。

しかーし! 最近クエン酸で疲労回復は間違いであるという意見がチラホラ出てきています。

真実はどちらなのかクエン酸の作用を調べ検証してみました。

photo credit: hamad M via photopin cc

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クエン酸で何故疲労がとれるのか

根本的な問題ですね。
何故クエン酸で疲労がとれると言われているのか。

これはクエン酸を摂取するとなんやかんやあって体内の乳酸値が減少するからのようです。

……ちょっとまてよ。

参考乳酸が疲労物質は間違い、本当の疲れの原因は?

上記の記事の通り乳酸は疲労物質ではありません。
ということはクエン酸に疲労回復効果はない……?

 

クエン酸の疲労回復はウソだった!何か他に利点はないのか!?

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photo credit: ·júbilo·haku· via photopin cc

クエン酸の良い所を探す

クエン酸に疲労回復効果はありません。
悲しいことにこれは事実です。

しかし長年良かれと思って摂取してきたクエン酸に何の効果もないんじゃあ虚無感に見舞われちゃいますよね。

というわけで疲労回復以外の利点を探してみました。

クエン酸の名誉を挽回する実験結果

クエン酸による運動持続とグルコースの補充速度向上が見られた実験の内容です。

<ラットにおける実験2例>
1)クエン酸を与えた方のラットが40秒長く運動を持続できた
ラットに乳酸、クエン酸を与えたグループ、与えていないグループの4組にそれぞれ分け、持続運動時間を調べたところ、乳酸を与えても運動にはほぼ関係がなく、クエン酸を与えると40秒長く運動持続出来た。

2)ラットにクエン酸+グルコース投与で、グルコース単独よりも回復が早いことが確認
1993年の実験で、運動終了後、疲労困憊に至ったラットにクエン酸+グルコースを経口投与すると、グルコース単独投与に比べ、肝臓と筋肉グリコーゲンの早期の再補充が確認された。

因みにグルコースついて
炭水化物が分解されるとグリコーゲン、いわゆるエネルギー源になります。

でグリコーゲンは筋肉などに貯蔵されます。そして実際にエネルギーとして使用する際は更に分解されグルコースになります。

要するにエネルギー源です。

考察

さて上記2例の実験結果からクエン酸の効果は以下のことが言えます。
➀運動の持続力の向上
➁グリコーゲン補充のスピードアップ

➀が起きる理由はクエン酸がエネルギー源になるためです。
あんまり頭の痛くなるようなことは書きたくないので詳しい部分は省きますが、クエン酸を使用しエネルギーを生み出す回路のようなものが存在します。

そのためラットの運動持続時間が伸びたわけですね。

 
➁は運動後などグリコーゲンが体内から枯渇した際、速やかなエネルギー補給が可能になります。またマラソン中のドリンクにクエン酸を混ぜれば素早くエネルギーを補給することが可能です。

それから、レース前にエネルギーを多く蓄えようと炭水化物を食べる際に合わせて摂ると効率が上がるでしょう。

まとめ

クエン酸には疲労回復効果はない。

しかしエネルギー源になったり、エネルギー補充を早めたりの利点がある。

おすすめの摂取方法は
・運動前にとりエネルギー源に
・カーボローディングのお供に
・運動後枯渇したエネルギーを速やかに補給するためのお供に

 - 栄養学, 疲労回復