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成長ホルモンに筋トレ効果を向上させる作用はない!?真実はIGF-1にあり!

      2015/10/14

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成長ホルモンといえば沢山の有益な効果を持っていることで知られています。

よく言われるのが、
・身長を伸ばす効果
・筋力強化
・記憶力向上
などなど……ですね。

しかぁし!
この中の一つ。筋力強化の効果について昨今、疑問視されているのです。

今回記事作成にあたってこちらの論文を参考にさせて頂きました。(PDFファイルのため注意)
運動による骨格筋の肥大機構の文献的研究

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成長ホルモン、筋トレ有益性への疑い

成長ホルモンが筋力強化をする理由

何故成長ホルモンが分泌されると筋力強化に良いとされているかご存知でしょうか。

詳しく知りたい人には上述した記事を見てもらうとして、簡単に説明しましょう。

実のところ成長ホルモン自体に筋力強化をする効果があるとは考えられていないのです。

じゃあ何で筋力強化に効果的と言われているかという話になりますよね。
それは成長ホルモンによって分泌誘導されるIGFが筋肥大に効果的とされているからです。

つまり成長ホルモンを出せばIGFも増えるし、成長ホルモンが筋力強化に効果的と言っても間違いではない、という考えによって成長ホルモンが筋トレに効果的とされているのです。

「……IGF-1じゃないの?」
ごもっともです。
とりあえず解説を。

IGF-1とは
インスリン様成長因子1(IGF-1)は主に肝臓で成長ホルモン(GH)による刺激の結果分泌される。

IGFという大きな括りの中にIGF-1という細かい種類分けが成されていると考えて下さい。
IGF-2というものもあり、そちらは筋力強化というよりもっと別の特異的作用をします。

今回の記事ではIGFの筋力強化という側面に対して考えていくのでIGF-1が正しいというか考察すべき対象です。

しかしながら論文中での該当部分においてIGFという表記を成されていたためそう書いてます。

要するに深く考えなくて大丈夫です。

解説はいりまーす

IGFとは
インスリン様成長因子(インスリンようせいちょういんし、IGFs、英: Insulin-like growth factors)はインスリンと配列が高度に類似したポリペプチドである。

インスリンとは
膵臓に存在するランゲルハンス島(膵島)のβ細胞から分泌されるペプチドホルモンの一種。生理作用としては、主として血糖を抑制する作用を有する。骨格筋におけるグルコース、アミノ酸、カリウムの取り込み促進とタンパク質合成の促進……などなどがある。(詳しくはwikipediaで)

さて、ここまでの話だと決して成長ホルモンに筋トレ効果を向上させる作用はないと言えません。

というわけで核心の部分に入りましょう。

実は成長ホルモンにIGFを分泌誘導する作用がなかった!?

参考にさせた論文内にて以下の文があります。

骨格筋は成長ホルモンによって分泌誘導される IGF の作用によって肥大が起こるものと考えられている。しかしながら、血中での成長ホルモンが運動時上昇しても IGF の増加が観察されないことから、上昇した成長ホルモンは別の作用を持つことが示唆される。さらに、脳下垂体を除去し、成長ホルモンの分泌を阻害した動物に運動を負荷した際も、骨格筋の肥大がみられることから、成長ホルモンは運動による筋肥大には必須ではないものと考えられている。

こんな長ったらしい文読みたくない人も多いと思うので重要な部分を抜き出しましょう。
・成長ホルモンが運動時上昇してもIGFの増加が観察されない。
・成長ホルモンの分泌を阻害した動物に運動させても筋肥大が見られた。

つまり成長ホルモンによってIGF分泌が促されているということが確認されなかったということです。

となると成長ホルモン→IGFという図式が崩れることになり結果的に成長ホルモンに筋力を強化する効果はないと言えます。

IGF-1を増やしたいぞ!

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ここまで読むと思うことは
「よくわからないけどIGF-1を増やしたいぞ!」
ってことだと思います。

ですので増やし方を紹介しましょう。

・イソフラボン、カプサイシンを摂取
両方の栄養素にIGF-1を増加させる作用があります。
イソフラボンは大豆系(特に豆乳!)、カプサイシンは唐辛子やキムチ、ラー油などで摂取できます。

ただ気をつけて欲しいのはカプサイシンの過剰摂取です。
カプサイシンはサプリメントから摂ることも出来ますが、摂り過ぎは命にも関わると言われているため非常に危険です。

普通に食品から取れば間違いなく大丈夫ですのでサプリメントを使用する際はきちんと調べてから服用するようにしてください。(明確な上限量は確認できていないが、30g以上摂ると危険な模様)

・適度なストレス
適度ってどんくらいだよと言われると非常に困りますけど。
ちょっとぐらい苦しい思いをしたほうがIGF-1の分泌を促すことができます。

まとめ

成長ホルモンは筋トレに効果的と言われていたが誤りであった。

筋力強化に真に作用するのはIGF-1であり、増やすにはイソフラボンやカプサイシンを摂ると良い。

またwikipediaを覗いてみるとIGF-1の分泌は成長ホルモンによるものとされており、真実がまだまだ浸透されていないことが分かった。

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