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一つ上の長距離ランナーになるには上半身の筋力が必要不可欠

      2016/01/24

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中学生の頃は速かったのに伸び悩んだ。
いつまで経っても目標に到達できない。

こうして壁にぶち当たった人たちの殆どは、乗り越えられず夢を諦めるか、そのままずっと停滞し続けます。

精神的ストレスによるスランプ、単純な練習不足。
原因は様々ですが私の経験上、上半身の筋力不足でスピードについていけてない人が多いです。

陸上競技に悔いを残して引退してしまわないよう、上半身を鍛えましょう。

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上半身の筋力を鍛える意味

スピードは脚によって生み出すものという認識が多いですが、それは半分正解で半分不正解です。

スピードを強化するには上半身の筋力が重要になってきます。

14分中半くらいまでは、動きの中心が足腰でもいくと思いますが
観察している限りレベルが上がっていくにつれて 動きの中心が
上半身、おもに胸に上がってきます

スピードを生み出す重心の高さ、とも関係していますし
上体を動きの中心にしないと 脚が高い位置からコントロールできず
スパッスパッとキレのある走りが出来ません

引用5000mの練習方法 ~競技者から市民ランナーまで~

足腰だけでも14分中盤までは行けると書いてあります。
確かにそうかもしれませんが、上半身も一緒に鍛えたほうがスピードを生み出しやすく効率的ですよね。

中学生から高校生になって伸び悩む理由

これはいくつかあるでしょうが、上半身の筋力不足は一つの原因でしょう。

トップレベルとなると話は別ですが、中学生の実力の差の要因は心肺機能と走り慣れているかだと思います。

人間の成長曲線によると心肺機能の成長速度が高くなっています。

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また中学生にはランナーとして成熟している人は少ないです。(小学生からクラブ活動を行う人は少ないため)
そのため長時間走るということに慣れていません。

運動は反復練習を行うことで神経伝達をなれさせ、無駄なく動けるようになります。
これは走るということに関しても同じです。

心肺機能にせよ、神経の機能にせよ、これらはどちらも走っていればある程度養えます。

つまり中学生の頃は走れば走るほど、速くなりやすいと言えます。

しかし高校生になるとただ走るだけでは厳しくなってきます。
高校生以降は成長曲線によると筋・骨格系が伸びてきます。

また高校生にもなれば大抵のランナーは走り慣れ、成熟しています。
心肺機能に関しても中学生の頃に比べ、伸びづらくなり考えてトレーニングをしないと伸びなくなります。

筋力はスピードを生み出すために重要なため、高校生になってから筋力の強化ができる走る練習もしくは、ウェイトトレーニングなどを行わないと、中学生の頃速くても置いて行かれがちになります。

何故なら何も考えず走っても、筋・骨格系を改善することは難しく、心肺機能も成長しづらく、神経機能で差もつかなくなるからです。

長々書きましたが要は、高校生になってからは筋トレもしないと勝てなくなるよってこと。

まとめ

画像は載せませんが大学駅伝で活躍しているランナーの肉体は極限まで絞れているか、筋肉量が結構あるか、その両方かだったりします。

体重が軽ければ鍛えずとも、何となく走っていれば伸び続けるやもしれません。
しかし身長が伸び、体重がそれなりになればその分筋力でカバーしないとスピードは生み出しにくくなります。

もしかしたら長距離種目で身長が高い選手が少ないのは、こういった部分(体重と筋力)が関係しているのかもしれませんね。

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