マラソンを速く走るために必要な能力とは?秘訣は乳酸の分解力にあった
2017/09/05
どうせマラソンを走るなら少しでも速く走りたい。
何度もマラソンを走れば、完走ではなくそう考えるようになる人、多いことかと思います。
ただ42.195kmは生易しいものではなく、簡単に速く走ることはできません。
少しでも記録向上を目指すためにマラソンを速く走るための能力を確認し、重要な能力である乳酸の分解力を知っていきましょう。
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マラソンを速く走るための能力
マラソンは過酷なスポーツです。
あらゆる要素が複雑に絡み合い、結果に結びつきます。
そのため断定的にこの能力を伸ばせばマラソンを速く走ることが出来るということは言えません。
- 心肺機能
- 筋力
- エネルギー効率
などなど、必要な能力は多いです。
上記に上げた能力に関してはトレーニングで改善を目指すのが前提になります。
ただ”エネルギー効率”に関してはただトレーニングで改善を目指すというのは勿体無いです。
エネルギー効率とは具体的には何なのか?
ここで言うエネルギー効率は、糖質などを分解して得たエネルギーでどれだけ運動できるかを指しています。車の燃費と言い換えても良いかもしれません。
エネルギー効率が良ければ少ないエネルギーで走ることが出来るため、エネルギー切れによる減速を抑えることが可能なのです。
このエネルギー効率は本題である乳酸の分解力に深く関わってきます。
マラソンになぜ乳酸の分解力が必要なのか?
最初に書いておくと乳酸は疲労物質ではないです。
そのため乳酸が身体にたまらないようになるから、マラソンを速く走れるという話ではありません。
そもそも乳酸というのは糖質がエネルギーとして利用された結果、生み出される搾りかすみたいなものです。おからをイメージするとわかりやすいかもしれません。
重要なのはここからで、実は乳酸はエネルギーに変換できます。
つまり乳酸をエネルギーに変換する能力が高ければ、エネルギー切れになりにくくなるのでマラソンを速く走ることが出来るのです。
乳酸の分解力を高めるには?
エネルギー生産にはミトコンドリアが関わっているので、有酸素運動を行えば乳酸の分解力は向上します。
またそれだけでなくカツオエキスを運動前に摂取することで乳酸の分解力が向上させることが可能です。
カツオエキスで本当に乳酸の分解力は上がるのか?
まず下記グラフを見てください。
これは一般市民ランナー6名にカツオエキスを運動前に摂取した場合、カツオエキスを摂取しなかった場合の2条件で持久系運動を行ったときの血中乳酸濃度の推移です。
青い線がカツオエキスを摂取した場合、オレンジの線が摂取しなかった場合になります。
図から分かる通りカツオエキスを摂取した場合、血中乳酸濃度の上昇は緩やかです。つまりカツオエキスを摂取したことにより乳酸をエネルギーに変換する能力が向上したといえます。
前述しましたが乳酸をエネルギーに変換する能力はマラソンを速く走るために非常に重要です。
カツオエキスの摂取に関しては持久系スポーツに最適化されたサプリがありますので、これを利用すると良いかもしれません。
マラソンを速く走る能力・乳酸の分解力についてのまとめ
- マラソンを速く走るための能力の一つにエネルギー効率がある
- エネルギー効率を良くするためには乳酸の分解力が必要
- 乳酸の分解力向上には有酸素運動によるトレーニング、カツオエキスが有効
そもそも乳酸を疲労物質と間違って理解してしまっている人が多いです。
乳酸はエネルギー源となりうるもので、分解力を向上させればマラソンを速く走ることに繋がります。
乳酸の分解力をトレーニングだけで上げるのは限界があるため、本気で結果を求めるならカツオエキスは必須かもです。