熱中・痙攣対策に使える?マラソン向け塩サプリの効果を解説
熱中症や痙攣、マラソンを走る人にとって注意すべき問題です。
どちらも発生したら一発アウト、記録を伸ばすことはおろか、完走も危うくなります。
また非常にツラいものなのでマラソンが嫌いになってしまうことも。
そんな危険な症状である熱中症や痙攣対策に使えると言われるマラソン向け塩サプリの効果を解説していきます。
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マラソン向け塩サプリの効果とは?
塩サプリは端的に言えば、電解質を補給するための栄養補助食品です。
電解質とは水に溶けることで電気を通す性質を持つ、別名イオンとも呼ばれる物質のこと。
塩分の約40%を占めるナトリウムが人体で使われる主な電解質です。
電解質は水分に溶け込むため、汗をかくことで体内から失われます。
つまりマラソンは走ることで汗をかき大量に電解質が失われるので、ナトリウムで電解質を補給しようというのが塩サプリの効果です。
「電解質が不足するとどうなるの?」という疑問が湧いてくるところだと思いますので、不足することで発生する問題を書いてきます。
電解質が不足することによる身体への影響
電解質が不足すると主に以下2つの症状が発生します。
- 体のしびれ
- 筋ケイレン(足つりなど)
上記2つはいわゆる熱中症と呼ばれる症状です。
熱中症には水分不足によるものと電解質不足によるものが存在していて、水分不足による熱中症はまた別の症状が出ます。(血液となる水が足りなくなるので集中力の低下、貧血のような気持ち悪さが発生する)
そのため熱中症を完全に対策するには電解質だけでなく、水分の摂取も必要です。
電解質は電気を通す性質を持ちます。で実のところ水が電気を通すのはこの電解質を含んでいるからであり、純水は電気を通しません。
そのため身体から電解質が失われてしまうと、例え身体に水分が十分にあっても脳からの電気信号がうまく伝達しなくなります。
その結果体のしびれや、筋収縮の命令がうまく伝わらず足つりなどにつながってしまうわけです。
ちなみに足つりを防止したい場合は電解質の補給だけでは足りません。詳しくは下記記事で解説しています。
マラソンで塩サプリを使うのは実はおすすめできない
ここまで電解質のことを解説してきました。
塩サプリはこの電解質をスムーズに補給できるため有益ではあります。
しかし電解質を補給するのに塩サプリは向いてないのです。
どういうことかというと、”塩”自体の特性が関係してきます。
塩は非常に高い浸透圧を持っていて、体内の水分を集めてしまうのです。
塩に水が集まってしまうため慢性的な喉の渇きや、肌の乾燥などが現れてしまうためマラソン中に使うのはおすすめできません。
電解質を補給するならOS-1
マラソン中に電解質を補給したいなら塩サプリではなく、OS-1をドリンクとして利用することをおすすめします。
OS-1は世界保健機関(WHO)の提唱する経口補水療法(Oral Rehydration Therapy ORT)の考え方に基づいた飲料のため、身体にとって最も適切な水分補給が可能です。
熱中症対策は電解質と水分、このどちらもとりあえず摂取すればいいというわけではありません。
バランスが偏れば身体がそれを正常に戻そうとし、その間不快な症状が現れてしまいます。
塩サプリを使って電解質補給をするぐらいならOS-1でバランスを乱さず熱中症対策をした方がいいです。
マラソン向け塩サプリについてまとめ
- 塩サプリは熱中症の原因となる電解質不足を補う
- ただし塩自体が喉の渇きなどを引き起こすためマラソンで使うのはおすすめしない
- 電解質および水分を適切に補給できるOS-1が熱中・痙攣対策に良い
熱中症はひどい状態でなければ耐えられるため、気づかないうちに電解質が不足しているランナーは結構います。
電解質が不足すれば足つりが起きやすくなりますし、いつの間にかパフォーマンスが落ちていることも多いです。
マラソン、特に暑い時期のレースは適切な熱中症対策を行いライバルと差をつけましょう。