ラン学-マラソンブログ-

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ジョギングでマスクを付ける意義

      2015/10/16

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ジョギングをする人を見ていると中にはマスクをつけながら走る人を見ることがあります。

調べてみるとどうやら顔の部分痩せを狙っての事だったり、花粉症対策肺機能の向上などが目的のようです。

ですが個人的に疑問が残る点も幾つかあります。

というわけで上記3つの点について詳しく調べてみました。

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顔の部分痩せ

マスクを付けることで顔周辺がよく汗をかく事になります。
それによって顔の部分痩せを狙うという考えみたいですね。

しかし残念なことに一部分だけ痩せるというのは人間の構造上難しいのです。

痩せるというのは基本その部分の脂肪が減り、埋もれていた筋肉が表面化すること。

ですが脂肪は一部分を重点的に消費する方法はなく身体全体から消費されていきます。

脂肪が消費されるということは=エネルギーとして利用されるということで汗をかいたからと言ってその部分の脂肪が重点的に消費されるわけではないのです。

そのため顔の部分痩せをマスクで狙うことは間違いになります。

ただ利点もあってマスクを付けることで顔は多く汗をかく事になるでしょう。
汗をかくこと自体は美の観点から見て悪いことではないため何の意味もないということにはなりません。

……個人的にはマスクを付けると息苦しいので、付けずに気持よくジョギングしたほうが総合的に見ると良さそうですけど。

花粉症対策

春先はやっぱり花粉対策をしないと鼻水ズルズルになっちゃいます。

そのためにマスクを付けるというのは間違いではないでしょう。

ただ花粉症対策としてマスクだけでは不十分です。
というのも花粉は粘膜に触れることでアレルギー体質の人につらい症状を発生させます。

ちょっと外に出るくらいならマスクだけでも問題ありませんが、ジョギングなど外で長時間運動する場合は眼もガードしたほうが無難です。

花粉対策メガネなんてものがありますから春先、花粉症でもランニングしたい人は購入を検討したほうが良いかもしれません。

肺機能の向上

部活動など本格的に走ることへ取り組んできた方なら聞いたことがあるかもしれません。

マスクをつけると息苦しいですよね
それによって擬似的な高地トレーニングをすることができ、肺機能の向上に効果的である。

そんな感じの話です。
多分一度利用したことのある私的には効果があるんだと思います。

息苦しさは間違いなくありますし、ハッキリ言って高地でやるトレーニングよりよっぽど息が辛いです。

ただ問題もあります。
肺機能の向上に確かに効果的なんでしょうが、運動の質が落ちます。

通常であれば息も辛くなく心地良いペースも、マスクをつければ辛くなります。

なのでマスクを付け肺機能の向上を狙うぐらいなら、何も付けずに気持よく走ったほうが総合的に良い面が多いのではないでしょうか。

まとめるなら利点より欠点のほうが大きい。
肺機能向上に関しての結論はそんな感じです。

まとめ

・顔の部分痩せ
ムリ。ただ顔の汗をかく量が増えるためニキビ対策とかに良いかも? 詳しく調べてないのでわかりませんけど(無責任)

・花粉症対策
マスク着用で一番効果を発揮する事柄でしょう。
軽度の人はマスクだけでも問題ないかもしれませんが、重度の人は花粉症対策メガネも買うことをオススメします。

・肺機能向上
多分付けないよりは肺機能を向上させられると思う。
ただ付けると運動の質が落ちるし、ジョギングが辛いものになってしまうかも。

肺活量を上げたいならインターバルトレーニングをしたほうがよっぽど効果的ですよ。

参考【第三回】ダニエルズ式トレーニング法IntervalペースとRepetitionペース

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