筋トレとクレアチンキナーゼ(CPK)の関係、CPKが高いと問題あり?
2017/09/05
クレアチンキナーゼ(CPK)
人間ドックをよく受ける人ならもしかしたらCK値やCPK値として見たことあるかもしれません。
なんでも高すぎると健康に問題があるとか…?
クレアチンキナーゼとは一体何なのかに触れつつ、筋トレとの関係性を解説していきます!
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クレアチンキナーゼ(CPK)とは?
筋肉中に存在する酵素の一つです。
筋肉を動かすにはエネルギーが必要になりますが、そのエネルギー源を生み出すときにこのCPKが重要な働きをします。
人間のエネルギー生産の方法の一つにATP-CP系と呼ばれるものがあります。
この生産過程の中でクレアチンとクレアチンリン酸が相互に変化しながら、ATPおよびADPを生み出すのですが、この相互変化はクレアチンキナーゼによって行われているわけです。
正直ATP-CP系を詳細に解説すると、それがメインの記事なってしまいますのでこれぐらいで。
簡単に言うとクレアチンを色々変化させてエネルギーを作るのがクレアチンキナーゼです。
クレアチンキナーゼの数値が高いと健康に問題あり?
冒頭にも書きましたがクレアチンキナーゼは場合によって人間ドックの調査対象です。
人間ドックではクレアチンキナーゼが”血液中”にどれだけ存在するかを検査します。
クレアチンキナーゼは本来筋肉中に存在する酵素です。
しかし筋肉が損傷したり、炎症したりするとクレアチンキナーゼは血液中に流れ出してしまいます。
基本的に血液中にクレアチンキナーゼが多数存在するのは身体に異常があるときなので、人間ドックで検査対象になっていることがあるわけですね。
筋トレをすると血液中のクレアチンキナーゼが上昇する?
クレアチンキナーゼは本来筋肉中に存在する酵素です。
しかし筋トレをすることで、筋肉が損傷するとそこからクレアチンキナーゼが血液内に溢れ出てしまいます。
で、気づいた人も居るかもしれませんがクレアチンキナーゼが血液中にどれだけ存在するかは、人間ドックで検査するぐらい健康の評価指標として扱われているわけです。
つまり筋トレをして血液中のCPKを増加させるのは健康に悪いのでは……と。
筋トレで上昇したCPKは健康的に問題ない
筋トレをしてCPKが上昇するのは至って正常な反応です。
実際アスリートなどが前日に激しい運動をした後、CPKの値を検査すると異常値を出すことは多々あります。
ですので健康診断前に筋トレや、普段はしない重労働をしていたならCPKが異常値であっても気にしなくて大丈夫です。
また筋トレをすることでCPKは増加しますが、特に健康に悪影響があるわけではないではありません。
もしCPKが気になって筋トレを避けていたなら要らぬ心配というものです。
CPKの上昇を抑えるサプリメント
今の世の中は科学も進歩し、血液中のCPKが筋トレなどをしても増加しにくくなる栄養素が発見されています。
カツオペプチドというカツオから抽出されたペプチドがそうです。
引用元かつサプ公式
グラフを見て分かる通り、カツオペプチド(カツオエキス)を摂取した人ほど運動をしてもCPKが増加しなくなっています。
どうしてCPKが増加しないかというと、筋肉を酷使しても筋肉があまり損傷していないからですね。
つまりカツオペプチドは筋肉へのダメージを軽減しているということになります。
筋トレに詳しい人なら、筋肉へのダメージがイコール、筋肉量の増加ではないこと知っているでしょう。もし筋肉痛を避けながら効率的にトレーニングをしていきたいならカツオペプチド結構おすすめです。
クレアチンキナーゼと筋トレについてまとめ
- クレアチンキナーゼ(CPK)は筋肉中に存在する酵素
- CPKは筋トレなどをすると、血液中に溢れ出してしまうがこの増え方は特に無問題
- 何もしていないのにCPKが高い、また筋トレをしてから1週間以上経っても高い時は要注意
クレアチンキナーゼは無限に筋肉内に存在するわけではありません。
筋トレをすれば、血液中にクレアチンキナーゼは間違いなく溢れ出すので、筋肉内から減ってしまいます。
そうなるとエネルギー生産に歪みが出てしまいますので、しっかり筋トレしていきたいなら栄養などで身体をフォローしてあげると良いかもしれませんね。